ちゃんも大人と同じ
避難した1人です。
でも、
大人とはいます。

赤ちゃんは環境の変化に敏感です。
赤ちゃんは不安な気持ちを言葉で伝えられません。
赤ちゃんは避難所でも泣きます。

安心させてあげてください、赤ちゃんを。

52%の親子は
すぐに避難所に行きません

災害大国といわれる日本では、毎年のように大きな自然災害が発生し、多くのかたが避難を余儀なくされています。
その中でも赤ちゃん連れでの避難は想像以上に厳しく、避難所に行くことをためらってしまう現実があります。

たくさんの人や雑音の中、避難所でぐずる赤ちゃんと周囲への気遣いでママやパパは
ひと時も心を落ち着かせることができません。
さらに災害時には赤ちゃんを保護する衛生面などの対策は後回しになりがちです。

避難指示発令後、52%の親子が
「すぐに避難所に行かない」を選択しています※1

避難指示が発令された場合、
すぐに赤ちゃんと避難所に行きますか。

Q1を選択した理由を教えてください。(上位5位)

避難所で赤ちゃんと過ごすことに対して
不安はありますか。(災害情報に関する不安は除きます)

赤ちゃんを連れて避難所で過ごす場合、
どのような不安がありますか。(複数回答、上位7位)

ママやパパは赤ちゃんと一緒に避難できる状況か心配なようです。
​避難所ではミルクやおむつなど、赤ちゃんとの暮らしに欠かせないものが
不足しないかや周囲のかたの目も不安となり、
さらに、赤ちゃんを寝かせるためのマットやベッドがあるのかなど
環境面の不安があるようです。

避難所で赤ちゃんの寝る場所を、
どのように準備しますか。(複数回答、上位5位)

乳児用簡易ベッドが置いてある場合使用しますか。
(お子さまが対象月齢を過ぎている場合は、0~6ヵ月のお子様がいると想定してください)

避難所で過ごす際は、毛布や衣類に赤ちゃんを寝かせるかたが多いようです。​
また、乳児用のベッドがあれば約70%のかたが使用すると回答しました。

※1 : 2022年2月実施のコンビ㈱避難場所の意識調査アンケート​末子0ヵ月~1歳までのお子さまをお持ちの方(回答者250名)より​

また、内閣府(防災担当)の避難所運営ガイドライン(平成28年4月)では、女性・子どもへの配慮として、​
授乳室/スペースの設置や、母子(妊婦・乳児)の避難スペースを設置するなども検討項目に上がっています。

避難所で過ごす赤ちゃんを安全なスペースで守るために、​
ベビー用品総合メーカーコンビとしてどのようなお手伝いができるかを考え開発したのが​
『Combi ひなん所用コットHB11 ベビーにこっと』です。

赤ちゃんもママもできる瞬間があるように。

避難所という非日常の大変な環境の中で赤ちゃん・ママ・パパが​
少しでも穏やかに過ごせるように製品に願いを込め、『ベビーにこっと』と名付けました。

災害対策に大切な3つの”助け”
「自助」「共助」「公助」
をご存知ですか?

災害対策の要素には、行政が行う「公助」、地域で助け合う「共助」、自分自身や家族で蓄える「自助」の3つがあります。

乳児連れでの避難に必要なものはそこに用意されていますか?

災害が起こり避難指示が出た際には、お住まいの地域で開設される避難所へ向かう方が大半だと思います。しかし避難所で赤ちゃんと過ごすのに必要なものが用意されているかなど、赤ちゃん連れのご家族が避難を行動に移すには様々な面でハードルが高い状況です。さらに行動をためらっているうちに逃げ遅れて、救助されるといった現実もあります。お住いの地域の避難所はどのようなところにあり、乳児連れでも避難しやすいのか。事前情報があると、ママやパパがいざという時の行動のハードルを下げるきっかけとなるでしょう。「公助の備え」としてぜひご検討ください。

いざという時に向けて地域全体で備える安心

災害はいつどこで起こるか分かりません。赤ちゃんを預けている時やママと赤ちゃんだけの時、またご家族でお出かけ中の時かもしれません。そんなもしもの時に備えて、一時的にでも避難して来たかたを受け入れることは、沢山のかたの助けになるはずです。地域貢献の一環として「共助の備え」としてぜひご検討ください。

Combi ひなん所用コットHB11
ベビーにこっと(3個入)

まるでママに抱っこされているような安心感を

ベビー用品総合メーカーコンビのノウハウを活かした安全性の他、組立の簡素化などにもこだわりました。コットの中では『まるでママに抱っこされているような安心感』を目指して、ここちよい空間をカタチにしました。

避難所や施設の緊急対策備蓄品として
囲まれた空間で、赤ちゃんの安眠を確保します。

※横にスクロールしてご覧ください。
品番 製品名 使用対象月例の目安 使用可能体重 本体外形寸法(1個) 質量(1個) 外箱外形寸法(3個) 外箱質量(3個) 材質 価格
HB11 Combi ひなん所用コット HB11
ベビーにこっと(3個入)
生後0ヵ月〜
6ヵ月くらいまで ※1
11kg以下 【幌あり】
W477×D814×
H610mm
2.3kg W485×D843×
H240
8.3kg 本体/ダンポール
パッド/ポリエステル
幌/ポリプロピレン
¥45,000
(+税)(送料別)
使用期間の目安 使用開始から1ヵ月以内 ※2 保管期間 製造日より5年間
  • ※1 つかまり立ちできるお子さまは使用できません
  • ※2 避難所での短期使用を目的とした段ボール製のため、ご家庭での日常的なご使用はお控えください。

専門家の声

危機管理教育研究所 代表
危機管理アドバイザー
国崎 信江様

赤ちゃんがぐっすり寝られるコットがあれば、避難所での負担も軽減されるでしょう

大人用の段ボールベッドはあるのになぜ赤ちゃん用がないのだろう。被災地の避難所で、赤ちゃんが暗闇の中で間違って踏まれないように抱き続けて疲れ果てているママを見て感じたことです。コンビウィズのひなん所用コットは、ベビー用品メーカーのノウハウを活かして研究開発を重ねて作られた信頼のおける製品です。ママやパパにとって、赤ちゃんがぐっすり寝られるコットがあれば避難所での負担も大きく軽減されるでしょう。

よくあるご質問

個人用に購入したいのですが?
避難所における有事の際のための備蓄品としており、個人宅使用を想定していません。
3個入りとありますが個装になっていますか?
ダンボールには入っていませんが、1個ごとにビニール袋に必要部材をまとめていますので配布の際に便利です。
どれくらい保管可能ですか?
製造日より5年を想定しています。外箱2ヵ所に製造年月日印を押しています。
使用期間の目安はどのくらいですか?
使用開始から1ヵ月以内を想定しています。
製品の組み立ては誰がすることを想定していますか?
施設のかた、保護者、ボランティアのかたによる組み立てを想定しています。保護者が一人の場合や組立が苦手なかたには、施設のかたや避難所に来ているボランティアのかたに組み立てをお願いすることをおすすめしています。
同梱の組立説明書や説明書記載のQRコードから組立動画をご覧いただくことが可能です。
製品について詳しい内容が書かれた資料が欲しいのですが?
こちらにリーフレットをご用意していますので、ご利用ください。
リーフレットダウンロード

ご不明点や購入のご検討など、
お気軽にお問い合わせください

TEL:03-5828-7631(受付時間)平日10:00〜17:00
危機管理アドバイザー 国崎 信江様 コンビウィズ株式会社 開発部企画担当

特別対談「避難所の現状とベビーにこっとの必要性」

SPEAKERS

危機管理教育研究所 代表
危機管理アドバイザー
国崎 信江 様

コンビウィズ株式会社
開発部企画担当
河村 さん

能登半島地震について
きっかけは新潟県中越地震
”世の中にない物”を作る難しさ
「コット」作りのこだわり
防災の備えのスタンダードに
国崎さん

令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。

私は発災翌日から被災地に赴き、赤ちゃんのいる世帯への配慮が十分でない状況のなかで避難所にいる赤ちゃんにベビーにこっとを提供してきました。
雑魚寝で生活している環境下において若いお父さんお母さんに喜ばれたのは言うまでもありません。
被災地では赤ちゃん用品が避難所に届くころには避難所に適応できない赤ちゃん世帯は避難所を出ていることが多く、日頃から備えていない限り赤ちゃんを守ることは難しいと感じています。

河村さん

この度の令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、国崎さんはじめ被災者の救済と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。

今回、国崎さんのご協力で、被災後すぐに避難所でベビーにこっとが使用されている写真を見たとき、やっとお役に立つことができて胸が熱くなりました。
いざという時、安心して避難できる環境が整っている社会になって欲しいと願っています。

次へきっかけは新潟県中越地震

※この対談は2023年12月に実施しました。

きっかけは新潟県中越地震

河村さん

Combi ベビーにこっとHB11は、新潟県にて2004年長岡市と、2007年柏崎市で発生した地震のニュースを見て、外で避難されるお子様のために何かできないかなと思ったのがきっかけで構想がはじまりました。

当社が防災製品を手がけるのは初めてのため、まずは実際に被災されたママたちにグループインタビューをしたいと思いました。ただその前に、防災のスペシャリストの方にアドバイスをいただくのがいいだろうということで、インターネットで検索して国崎さんを見つけました。「この方だったら!」と思い飛び込みでご連絡したところ丁寧に対応していただき、そこで防災製品のデザイン案を持ってアドバイスをうかがいに行ったのが、国崎さんとの出会いです。

その時、翌月柏崎市にグループインタビューに行くお話しをしたところ、一緒に行ってくださるということで同行いただきました。赤ちゃん連れの被災された方々のご意見をうかがうことができたのは、柏崎で地震があった翌年の2008年のことです。

国崎さん

私は2004年新潟県中越地震の時に被災地支援に行っておりまして、お母さんや小さなお子さんが被災生活で困っているのを見ていたので、柏崎市に行かれるというお話を聞いた時は是非同行したいと思いました。

同行の際に、お母様方に被災当時のことを聞くことによって、心を傷つけることにならないだろうか。質問の内容も失礼にならないだろうかということを河村さんがとても気にされていたのが印象的でした。

河村さん

グループインタビューでは、デザイン案をお見せしながら製品の説明をして、必要かどうかや改善点などのご意見をいただきました。その中で印象的だったことは、私がイチオシで考えていた段ボール製の授乳ボックスについて、「必要だけど目立ってほしくない」「視線が気になる」「着替えをする人も使うかもしれない」というご意見や、実際に似たような段ボール製を使ってすぐに壊れてしまったという話も聞き、「あれば良いというものではないんだな」と、ハッとなりました。

ただ物があればいいのではなくて、使用する環境や季節、使用時のルールなど様々な側面から考える必要があるということに気付かされました。

国崎さん

商品1つとっても地域柄や災害の規模、避難所に集まる方々の特性なども違いますので、柏崎市は1つのモデルとして、こういうお考えがあるのかという参考になりました。

次へ”世の中にない物”を作る難しさ