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子育て中のママ・パパが使いやすい施設レイアウトのヒントやメンテナンスについてなど、お役立ち情報発信しています。

Combiのおむつ交換台・ベビーキープの旧製品入れ替え工事互換性と注意点

トイレに設置しているおむつ交換台やベビーキープは、乳幼児が利用するものであり、万が一の事故が大きなケガにつながってしまう可能性があります。もちろん当社の製品は耐久試験を行い、安全性の確認をしていますが、施設に設置された製品は長期にわたり不特定多数の人が利用するため、思わぬ部分に問題が発生することもあります。
今回は製品メンテナンスの重要性とCombi製品の新旧入れ替え時の互換性を解説します。

 

まだ使える?製品の耐用年数について

製品には「耐用年数」というものが存在します。
耐用年数とは、メーカーが設定した使用期限の目安であり、施設管理者が安心して利用できるよう、正しい使われ方とメンテナンスをしていれば心配なく使用できる期間を想定しています。
使用状況によって製品の状態は異なってくるため、耐用年数を過ぎても直ちに使用不可になるわけではありませんが、たとえその時点で不具合が起きていなくても、万が一のために製品交換をすすめています。

一見キレイに見える製品でも錆やねじの緩みなど内部の劣化による思わぬ危険があるからです。

 

メンテナンスは施設の責任で行う必要があります

2020年3月国民生活センター発表の「おむつ交換台からの子どもの転落に注意!」により、
おむつ交換台の点検が施設管理者側に改めて啓蒙されました。

 

経済産業省や消費者庁においては、おむつ交換台から子どもが転落した事故を受けて、
転落事故防止に向けた取り組みとしてユーザーヘの警告表示の徹底とともに、
公共施設や交通、商業施設などに設置されているおむつ交換台の点検の実施を施設管理者に要請しています。

 

定期的なメンテナンスで設備の状態を把握、管理することは、不具合の早期発見や危険の回避にも非常に大切です。
コンビウィズでは製品点検のご相談も有償にて承っております。お気軽にご相談ください。

 

旧製品からの入れ替え事例

修理で対応できないレベルの破損や交換部品の対応が終了してしまった古い製品は買い替えとなります。
旧製品からの入れ替えはアンカーをそのまま流用できる製品もあります。
※アンカーの状態によっては打ち直しが必要です。

 

ベビーキープEからベビーキープ・スリムF62の場合

 

全てアンカーの流用が可能です。

 

ベビーキープDX(コーナー専用) からベビーキープ・スリムF62(コーナー設置)の場合

 

全てアンカーの差し替えが必要です。

 

 

コンビシートDXから縦型おむつ交換台スマートホールドの場合

 

後部の既存アンカー2本は流用することが出来ますが、手前の1本は新規で打ち直しが必要です。

 

ベビーシートMPから横型おむつ交換台OK21Fの場合

 

全てアンカーの流用が可能です。

 

製品入れ替えの一例となります。その他製品の互換性についてはお問い合わせください。

 

実際の使い勝手も考慮する

いくら新しい製品になってもレイアウトが使いにくいと利用者の足は遠のいてしまいます。
おむつ交換台使用の際に立つ位置や作業スペースが確保されていないので作業がしにくいという施設も少なくありません。
こちらの施設では横型から縦型のおむつ交換台に交換することでお子さまの足側に立ち位置ができ快適に作業ができるようになりました。

 

 

ベビーキープの設置の際にも注意が必要です。
赤ちゃんを座らせて丁度手の届く範囲にカギやボタンがあると、使用中に触ってしまい大変な目にあったという話も多いです。
赤ちゃんの手の届かない位置にベビーキープを設置しましょう。
鍵は手が届かない高さに第2ロック(チャイルドロック)を設置する方法もあります。

 

製品入れ替えの際には実際に使う方の動きを想定してレイアウトすることが大切です。
コンビウィズではトイレの参考レイアウトなどを掲載した設計ガイドを配布中です。
​​​​​​​詳しくは下記ページをご覧ください。

まとめ

壊れてから対策を始めるよりも、いつでも快適な状態で使える方がお客さまの満足度を得られるのは言うまでもありません。
製品の定期的なメンテナンスや適正なレイアウトは、事故や問題を未然に防ぎ、施設側のリスク回避につながる重要なものであると同時に

お客様からの信頼につながっていきます

とくにリニューアル時は清潔感だけでなく使い勝手の向上なども求められ、お客様の期待は普段よりも高まります。
機器選定やレイアウトのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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